はじめての、イベント参加(改訂版) ~第八編・イベント当日編~

この記事は、何らかのイベントへ当アカウントの中の人が参加する際、個人的に定めていた基準をいくらか汎用的な内容に再編して、公開したものです。
興味が有るイベントに、参加してみませんか??

1.概要

1-1.記事の構成について

全ての事項を一度に書こうとすると大変な文章量になってしまって、読み辛くなってしまう事がわかりきっているので、以下の通り、合計で八編に分けて公開します。

第一編・概要
第二編・事前準備編
第三編・チケット入手編
第四編・イベント物販対策編
第五編・同人イベント編
第六編・荷物運搬対策編
第七編・イベント直前編
第八編・イベント当日編←現在開いているのは、この記事です。

1-2.はじめに

この記事は、商業イベント(一般の企業が企画・開催するイベント)と、同人イベント(個人または運営準備会などが企画・開催するイベント)の両方へ対応できるよう記述した為、一部に分かりにくい記述が有るかもしれません。

質問したい場合は申し訳ありませんが、当アカウントの中の人のSNSアカウントへDM、またはメールにてお問い合わせ下さい。

1-3.知っておいて欲しい事

この記事には「注意事項」が出てきます。記載した事項について誤解しないで欲しいのは、「悪い事をやってはいけない」という単純な理由だけで書いた訳ではない事です。

禁止されている事を実行すると・・・

  • イベントの主催者(以下、主催者と記載)側がトラブル対処の手間を減らす為、規制だらけにする(参加者が柔軟に楽しむ事が出来なくなる)
  • 施設運営者が会場を貸す事を拒否して、イベントが開催出来ない
  • 公共交通機関側から輸送面で協力を得られず、イベントが開催出来ない

という事態に発展する為です。

実際に、某界隈でマナー悪化を理由として「全国ライブツアーの中止」という衝撃的な出来事も発生しました。このような事態を避ける為には、各自が注意するほか無い事を肝に銘じましょう。

なお、注意事項はどこでも見かける一般的な事項が大半ですが、中にはイベントごとに異なる事項も有ります。

一例を挙げると、ペンライトは大別して持ち込めない場合と持ち込める場合に分かれます。さらに持ち込めても、使用可能な製品の制限(主催者公式の物のみなのか主催者公式と市販品のどちらでも良いのか、電池式でも乾電池なのかボタン電池なのか、など)が有ります。

ペンライトは使用時の制限にも違いが有り、一般的には手に持ってよいのは1本だけですが、中にはペンライトの大きさに通常よりも厳しい制限を課す代わりに、手に複数本持ってよいという、変わった規制のイベントも有ります。

ですので、注意事項は隅々までしっかりと読み込みましょう。

8.イベントの当日になったら~イベントに向かって、出発進行!~

観光庁から旅行する際のガイドラインが発行されていますので、以下の記事内にある別紙「新しい旅のエチケット」を参照して下さい。

www.mlit.go.jp

8-1.体調不良になってしまったら

体調不良になってしまったら、大変残念ですが行く事を中止したり引き返して撤退する勇気を持ちましょう。無理やり参加してイベント進行を妨げてしまったり、イベント会場内に感染症を持ち込むような事をし、主催者から損害賠償請求を受けた場合、責任を持てないのであれば尚更やめるべきです。

8-2.オシャレになろう

せっかくのイベントだというのに、異臭を振りまきながら参加するのは論外ですし、全くオシャレしないというのも少々味気ないですね。服装以外の部分(髪や髭、鼻毛、歯磨き)にも神経を使いましょう。

8-2-1.髪の毛

髪は体質にもよりますが、付着した皮脂や汚れを放置し続けるとニオイやべたつきの原因になりますので、べたつきがちな人は毎日、頭皮が乾燥しがちな人は最短で二日に一度は洗髪すると良いようです。洗髪したら、夏季であっても必ずタオルなどを用いて乾かしましょう。洗った傍から雑菌を繁殖させる事は有りません。洗髪のコツは花王株式会社*1などのウェブサイトを記載しておきます。

www.kao.com

www.aderans.co.jp

www.dove.comなお女性で髪が長い方は、特にライブへ参加されるとなると結ばない場合は髪が他の観客へぶつかったり絡まったりしますし、かといって安易におだんごにするとこれはこれで後ろの人の視界を妨げてしまいますので、各自、髪型を研究してみてください。

8-2-2.ニオイなど

夏季は汗を放置するとニオイの原因になるので、タオルを持ち歩いてこまめに汗を拭き取ったり、制汗デオドラントを積極的に活用しましょう。

それから口臭ケアも忘れずに。口の中が乾くと余計に悪化するので、口臭対策用のタブレットなどを使って、対策すると良いですね。なお、タバコは好き嫌いが分かれるので、当日はイベント終了後まで吸わない方が良いのではないでしょうか。

握手会やお渡し会へ参加するなら、さらに手の爪は短く切ってからバリが出ない様、爪用のヤスリで整えましょう。

8-2-3.金属製のアクセサリー

金属製の指輪などのアクセサリーや時計については、あまり身に着けない方が良いかもしれません。

というのは、特に金属製のアクセサリーは人間が密集している場所だとケガの元になりやすかったり、クラシックPCを扱うようなイベントではうっかり電子基板をショートさせて故障させる原因に、また握手会のようなイベントでは出演者のケガ対策以外に、金属アレルギーへの対策という観点も考慮する必要が有ると思われます。

8-3.自宅出発前の最終確認

天気予報は当日の朝に確認して、服装の調整や雨具の持っていくか最終判断します。

服装や靴については、「7-3.当日の服装とか」から「7-3-3.靴はどうするのか」までを参考に、当日の天候を鑑みながら微調整すると良いでしょう。

チケットは万が一、無くしたり置き忘れたりすると全てが水泡に帰するくらい重大な事案になりますので、念には念を入れ、チケットはカバンから出さずに入っているか否かを確認するくらい、慎重に行います。

チケットは、自宅の机や玄関の靴箱、ホテルのテーブル、飲食店でカバンや財布ごと置き忘れるのをよく聞きますので、重点的な確認が必要ですね。忘れ物をしやすい人は、自宅や宿泊施設の部屋内で確認する時に、「指差喚呼」を取り入れるのも一つの方法です。

指差喚呼」とは、確認するものを「見ながら」「指で指し示して」「声に出して確認」する手法で、元々は旧国鉄日本国有鉄道)が発祥です。旧国鉄が昭和三十八年(1963年)に設立した「鉄道労働科学研究所」が行った実験や、後身に当たる「鉄道総合技術研究所」が平成六年(1994年)に行った実験では、誤りを約1/6に減少させる効果が認められているようです。

www.mhlw.go.jp↑PDFデータのP.45ページ

8-4.チケットを忘れた、落とした

万が一、チケットを忘れたり落としてしまったら、落ち着いて「3-9.チケットが手元に来たら」で記載した通り、コピーしたチケットを使って以下のような対応を順番に行いましょう。

  • 主催者へ問い合わせる
  • 席を余らせている人に譲ってもらう
  • 忘れた場合は取りに帰るか、誰かに持ってきてもらう
  • 落とした場合は交番へも問い合わせつつ、記憶をたどって順番に探す

主催者へ問い合わせても望みは薄いですが、稀に、現地係員の判断でイベント開始後に特例の措置で入場させてもらえる事も有ると聞きます。

8-5.遅刻は厳禁

特に、チケットや物販で入手した物の受け渡しを行う場合、待ち合わせに遅れるのは相手に迷惑をかけるので、厳禁です。どうしても遅れそうな場合は、事前に打ち合わせていた連絡手段を使って、必ず連絡しましょう。

8-5-1.宿泊施設のチェックイン時刻に間に合わない時

宿泊施設のチェックイン時刻に遅れそうな時は、電話で連絡してチェックイン時刻を変更しましょう。数日前の段階で有ればウェブサイトなどでもチェックイン時刻の変更が可能な場合が多いですが、当日の変更となると電話でならば可能なものの、他の方法で変更できるとは限りません。

遅れるのにチェックイン時刻の変更を連絡しない場合、宿泊施設側で無断キャンセル扱いとして他の利用者に部屋を貸し出したり、違約金を請求される可能性も有りますので、必ず連絡しましょう。

8-6.不法投棄をしない。

当たり前の事ですが、念のため。

物販などで発売される先行応募券や参加券がCDに封入されている場合、CDから必要な物だけ抜き出したら残りの物をその場で処分したくなるかも知れません。

しかし、捨て方によっては廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第十六条、同法第二十五条 第十四号、または河川法施行令 第十六条の四 第1項二 ハ、同法施行令第五十八条など(何れの条文も、令和四年(2022年)11月現在)により罰せられてしまう事や、それを目撃した第三者が抱く印象を考えて、せめて自宅に持ち帰ってから適切に処分しましょう。

8-7.列車の乗車方法について

在来線の普通列車へ乗車する場合、日本国内では一般的に、乗車券を購入してから駅の改札口を通って列車へ乗車しますが、地方では路線バスと同じような形で運賃を支払って列車へ乗車する路線も有ります。(路線バスの利用方法や運賃体系の考え方は、後述の「8-8.路線バスについて」に記載しますので、運賃支払いの方法が路線バスと酷似する列車へ乗車する場合は、そちらを参照して下さい。)

駅の改札口を通って普通列車へ乗車する場合、乗車券は駅の自動券売機で購入できます。自動券売機の操作方法は、厳密には鉄道会社ごとに異なりますが、比較的多く見かける液晶タッチパネル式の自動券売機では

  • 自動券売機の上部や横に運賃表が掲示されている事が多いので、目的地の駅を確認して、運賃を準備する。
  • 近づくと画面が点灯する(点灯しない場合は、画面に軽くタッチする)ので、乗車券の種類を選ぶ。一般的には、「きっぷ」と書かれた場所をタッチする。
  • 自動券売機へ運賃を投入する。
  • 運賃を投入するとタッチパネル上の金額ボタンの色が変わるので、目的地の駅までと同じ金額のボタンをタッチする。
  • 乗車券が発券される(投入金額が運賃よりも多い場合は、釣り銭も同時に出てくる)ので、取り出してから改札口へ向かう
  • 釣り銭が出てこない場合、機械内部で詰まっている事が有るので、絶対にその場を離れず、自動券売機にある呼出ボタンを押して駅係員を呼び出す*2

自動券売機も、駅によっては昔ながらの押釦式の自動券売機を置いていますが、基本的な使い方は液晶タッチパネル式の自動券売機と同じです。なお、日本国内では先に運賃を投入してから乗車券を選択する方式が主流*3ですが、国外では先に乗車券を選択してから運賃を投入する方式が主流のようです。

乗車したい路線で使用可能な交通系ICカードを所持していて、かつ、チャージ済みの場合は、乗車券を購入せずにそのまま改札口へ向かいましょう。交通系ICカードのチャージは、駅の自動券売機のほかコンビニエンスストアなどでも可能な場合が有ります。

駅の自動券売機で、乗車券を購入したり交通系ICカードのチャージを行う場合、鉄道会社によっては五千円や一万円の高額紙幣に対応していない事が有ります。高額紙幣を使用できない場合が有るのは、路線バスや国外の鉄道でも同様です。


改札口の通り方は、乗車券の種類により次の様に分かれています。なお、いわゆる「企画切符」や「フリー切符」と呼ばれている乗車券の場合は、自動改札機を通れる場合と通れない場合が有ります。*4

  • 裏側が白い乗車券

いわゆる硬券や軟券などで、有人改札(駅係員が窓口で対応する改札)を通って乗車します。

硬券とは硬い厚紙で作られている乗車券の事ですが、現在だと通常の乗車券で販売しているのは極一部の鉄道会社*5のみで、多くは記念切符として販売される事が大半ですので、気にする必要は有りません。

軟券とは薄い用紙で作られている乗車券の事ですが、現在だと、通常ではあまり思い付かない特殊な経路を辿って乗車する様な場合にしか見かけませんので、これも気にする必要は有りません。*6

  • 磁気式乗車券

改札口にある自動改札機のうち、磁気式乗車券に対応した自動改札機の投入口へ乗車券を入れてから自動改札機を通過しつつ、吐出口から出てきた乗車券を取り出して乗車します。

令和四年(2022年)現在、自動券売機や窓口で購入した乗車券はこの方式が一般的です。

自動改札機にある、交通系ICカード用のセンサー部分へ交通系ICカードを読み取らせてから、自動改札機を通過して乗車します。

令和四年(2022年)現在、大都市圏で購入する定期券はこの方式が一般的です。交通系ICカードの例を次に示します。

www.pasmo.co.jp

自動改札機にある、QRコード用のセンサー部分へ乗車券を読み取らせてから、自動改札機を通過して乗車します。

令和四年(2022年)現在だとそこまで導入例が多い訳では有りませんが、福岡の北九州モノレールや沖縄のゆいモノレールでの全面導入、関西の南海電鉄近畿日本鉄道が企画切符として導入している例が有るほか、大阪メトロ、阪神電鉄が実証実験を行ったり、JR東日本QRコード式乗車券の導入を発表するなどしている為、今後は全国的に普及していく可能性が高いと思われます。

  • クレジットカードのタッチ決済

クレジットカードのタッチ決済は、正式には「EMVコンタクトレス」と呼び、令和五年(2023年)現在だとそこまで導入例が多い訳では有りませんが、京都や兵庫の日本海近くの京都丹後鉄道*7、岐阜の長良川鉄道、神奈川の江ノ島電鉄での導入、福岡の西日本鉄道福岡市営地下鉄、大阪や和歌山の南海電鉄、東京や神奈川の東急電鉄などが実証実験を行っており、現時点では関西から九州地区を中心にして普及していく可能性が高いと思われます。クレジットカードのタッチ決済における、交通機関向けサービスの例を次に示します。

q-move.info


新幹線や有料特急列車の乗車券および特急券座席指定券*8は、一枚の場合と複数枚の場合が有りますので、次節でその違いを挙げます。また、座席指定の方法が少々特殊な特急列車や、乗り換え時の精算などに関しても簡単に触れます。

なお、「2-5-1.駅の乗換、乗車券について」で記載した通り、列車の乗車券を予約した際にQRコードを受け取っていた場合、QRコードが乗車券の引換用だった場合は事前に乗車券と引換を行います。

8-7-1.乗車券や特急券座席指定券が、一枚の場合

一枚の場合、本来は乗車券と特急券で合計二枚になるところが、鉄道会社側で発券時に便宜的に一枚にまとめている、というだけですので深く考えずに自動改札機へ投入すれば大丈夫です。

なお自動改札機は、磁気式乗車券なら磁気式乗車券にも対応した自動改札機を、QRコード式乗車券ならQRコード式乗車券にも対応した自動改札機を通過します。大抵は自動改札機本体が色分けされていたり、床面に大きく案内が表示されています。

8-7-2.乗車券や特急券座席指定券が、二枚の場合

二枚の場合、先述した特急券と一体になっている乗車券が二枚組になっているか、または一枚が乗車券でもう一枚が特急券ではないでしょうか。券面を読んだら同一区間の乗車券と特急券だった場合、改札を通る際は先程と同じように磁気式乗車券にも対応した自動改札機へ二枚同時に投入すれば、通過できます。*9

ただし、関西の近畿日本鉄道特急券が自動改札機に対応していないらしく、降車駅では、特急券を改札機手前にある回収箱へ入れて乗車券だけを自動改札機に投入する方式だそうです。当アカウントの中の人は乗車したことが無い為、詳細は不明です。

8-7-3.乗車券や特急券座席指定券が、三枚以上の場合

これは何らかの事情により、乗車券や特急券が分割されている場合にこのような事が起きます。三枚の乗車券の場合、新幹線が停車する駅なら大抵は自動改札機を使えますが、そうでない駅の場合は自動改札機が対応していない場合も有るので、その時は有人改札を通過してください。

乗車券を使う手順の例として、JRの在来線を走行する有料特急列車を利用して乗り換え駅まで行き、そこから新幹線に乗車する場合を挙げます。

  1. 在来線の有料特急列車へ乗車する時に、乗車券と在来線特急券の二枚を自動改札機へ投入して、乗車
  2. 乗り換え駅で乗り換え専用の自動改札機を通る場合は、乗車券と在来線特急券、新幹線特急券の三枚を投入する。
  3. 自動改札機から出てくるのは乗車券と新幹線特急券の二枚なので、それを持って新幹線へ乗車
  4. 降車駅では、乗車券と新幹線特急券の二枚を自動改札機へ投入

新幹線から降りる駅では、一旦在来線の通路を通ってから駅を出場する場合も有り、その場合は乗車券のみが自動改札機から再び出てきます。乗車券が出てきた場合は持っていくことを忘れないようにしないと、最後の自動改札機で外へ出る事が出来なくなります。

なお、何らかの理由で乗車券や特急券が合計で四枚以上になった場合、乗車券類を自動改札機へ四枚以上同時に投入する事は基本的に出来ず、有人改札を通過する事になりますので注意してください。

8-7-4.座席指定の方法が少々特殊な特急列車

JR東日本の各路線を運行している特急列車のうち、平成二十七年(2015年)以降に導入が始まった制度に「座席未指定券」という制度が有り、平成三十一年(2019年)3月ダイヤ改正の時点では常磐線と中央線系統の有料特急列車に導入されています。

制度の細かい詳細はJR東日本が公開しているパンフレットをご覧ください。

www.jreast.co.jp

常磐線特急「ひたち」「ときわ」かんたんご利用ガイド(東日本旅客鉄道株式会社 PDF形式)

座席未指定券に関して、簡単に三行でまとめると

  • 全ての座席は指定席なので、乗車前に今までと同じ指定席特急券か座席未指定券を購入する
  • 座席未指定券は、乗車日時と区間は指定されているが座席は指定されていない為、どこへ座ってもよい
  • ただし、いま座っている座席の指定券を持った乗客が乗車してきたら、その席を立ち退かなくてはならない。また、空いている席が無ければ立っていなくてはならない

日本国内で一般的に見かける制度とは異なる為に少々特殊な方式に思えますが、欧州で一般的に行われている方式とかなり似ています。

8-7-5.信用乗車方式について

日本国内では一般的に、乗車券を購入してから駅の改札口を通るか、ワンマン列車の場合は路線バスと同じような形で乗車する事は先述しましたが、JR西日本JR四国広島電鉄などで信用乗車方式と呼ばれる、改札口がない無人駅で乗務員へ乗車券を渡したりせずに乗り降りする方式が有ります。

これも日本国内ではあまり馴染みが有りませんが、欧州では一般的に行われている方式です。(ただし欧州でも例外は有ります)

この信用乗車方式では、不正乗車を防止する為に抜き打ちで特別検札が行われ、不正乗車が判明すると高額の罰金を取られたりしますので、不正乗車はやめましょう。特に欧州では、容赦なく罰金を取られるか警察に連行されます。

8-7-6.乗り換えや精算について

同一の鉄道会社だが違う路線へ乗り換える、という場合、乗り換えに使用する改札機が定められている事が有りますので、以下に例を記載します。

ssl.tokyometro.jp

精算する場合、降車駅で自動精算機を使って精算してから降車するのではなく、「交通系ICカードと磁気式の乗車券を組み合わせる」場合、自動改札機へ乗車券を投入する順番が決まっていたりしますので、これも以下に例を記載します。

www.jreast.co.jp

なお、以前は磁気式の乗車券と定期券を二枚同時に自動改札機へ投入して精算する事も出来たが、現在は出来なくなった、という鉄道会社も有りますので注意しましょう。
自動改札機2枚投入サービス終了のお知らせ(相模鉄道株式会社 PDF形式)

8-7-7.乗車または降車する扉について

日本国内の在来線および私鉄に関し、現行の鉄道車両は大抵の場合、自動でホーム側の全ての扉を一斉に開閉しますので、旅客側は特に気にする事もなく乗車または降車しますが、路線によってはエレベーターのようにボタンを操作して扉の開閉を行って乗車・降車する車両も走行していたり、ホームの長さが短い為に特定の車両へ乗車しなくてはならない場合が有ります。

まずは、半自動扉式の扉の操作方法について以下に例を記載します。

www.jr-odekake.net

平成26年3月15日(土)より「ボタン式(半自動扱い)」となります(東日本旅客鉄道株式会社 八王子支社 PDF形式)
常磐線(一部区間)及び水戸線(全区間)ではE531系車両ドアの開閉が通年「ボタン式」となります(東日本旅客鉄道株式会社 水戸支社 PDF形式)

関東ではJR東日本の相模線のような支線区のほか、幹線系統の近郊区間でも半自動式の扉を備えた車両が走行しています。*10

日本国外や、国内でもごく僅かに残存している旧国鉄が製造した鉄道車両の中には半自動式ではなく、手動式の場合も有ります。

スイス、旅のマニュアル(株式会社エイチ・アイ・エス PDF形式)

ホームの長さが短い為に特定の車両へ乗車するのは俗にドアカットとも呼ばれていて、関東ではJR東日本横須賀線田浦駅東武鉄道株式会社の浅草駅、東急電鉄株式会社の九品仏駅江ノ島電鉄株式会社の腰越駅などで行われていて、かつては箱根登山鉄道株式会社の風祭駅でも行われていました。*11

8-7-8.日本国外での鉄道について

日本国内と国外の鉄道を比較すると運賃体系などが根本から異なったりします。先述した内容以外にも、例えば磁気式の乗車券ではなくトークンを使用する、特急券や乗り越し精算の制度が存在しない(乗り過ごしたら不正乗車とみなされてアウト)、同一路線で運賃体系が異なる列車が走行していて、乗車する列車に合わせて乗車券を購入する、などが有り、国ごとに違いますので海外へ行く方は気を付けましょう。

なお、海外の運賃体系の事例などに関し、欧州や東南アジアで有りがちな事を記載しましたが、当アカウント中の人の場合は米国の本土へ行ったことは無く、したがって米国の地下鉄などは事情を全く知らない為です。

toyokeizai.net

tabilover.jcb.jp

8-7-9.そのほか

乗車券は原則として、当日のみ有効かつ途中下車は認められていませんが、路線や乗車券の種類によっては途中下車が認められている場合も有ります。

また、新幹線や有料特急列車に乗車する時に指定席を予約していて、目的の列車に乗り遅れてしまった場合、通常は後続列車の自由席に乗車する事になります。

8-8.路線バスの乗車方法について

路線バスでは、乗車や降車の方法、運賃支払いの方法についてバス会社や路線により異なります。

8-8-1.利用方法

利用方法の一覧を下記に挙げてみます。

A、乗車する扉

  • 前乗り
  • 後乗り(中乗り)

B、運賃支払いの方法

  • 乗車時に支払い
  • 降車時に支払い

C、降車する扉

  • 前降り
  • 後降り(中降り)

複雑に見えますが、現在では車掌は乗務しないワンマン運転が一般的かつ、ワンマン運転に必要な運賃箱は運転手が操作しやすい位置に置いてある事を考えると、上記A~Cの組み合わせは

  • イ-1:前乗り・先支払い(乗車時に支払い)で、前降り
  • イ-2:前乗り・先支払い(乗車時に支払い)で、後降り(中降り)
  • ロ-1:前乗りで、後支払い(降車時に支払い)・前降り
  • ロ-2:後乗り(中乗り)で、後支払い(降車時に支払い)・前降り

という4パターンが見えてきます。

利用方法がどれなのかはバス会社により違いますし、そもそも同一のバス会社でも路線ごとに違ったりしますので、不安ならばバス会社の公式ウェブサイトを確認するか、各営業所へ問い合わせましょう。

8-8-2.運賃体系

利用方法については先述した通りですが、運賃体系はおおまかに「均一制」と「区間制」に大別されています。(区間制とゾーン制、対キロ制、対キロ区間制は制度として厳密には別ですが、このblogでは同一の制度として扱います)

  • 均一制:乗車区間に関わらず運賃が均一の制度で、利用方式が「前乗り・先支払い(乗車時に支払い)」の路線では、殆どこの方式
  • 区間制:乗車区間によって運賃が変わっていく制度で、利用方式が「後支払い(降車時に支払い)・前降り」の路線では、殆どこの方式

なお、ごく稀に利用方式が「前乗り・先支払い(乗車時に支払い)」にも関わらず運賃体系が「区間制」になっている路線も有り、この場合は乗車時に乗務員へ降車するバス停を告げて、乗務員が運賃箱を設定してから運賃を支払います。(これを信用多区方式、俗に信用前払い方式や運賃申告方式と呼ぶ)

運賃体系もバス会社により違いますし、そもそも同一のバス会社でも路線ごとに違ったりしますので、不安ならばやはりバス会社の公式ウェブサイトを確認するか、各営業所へ問い合わせましょう。

8-9.航空機の搭乗、船舶の乗船方法について

2-7-2.搭乗手続きについて」で記載した通り、航空機では搭乗手続きが、船舶では乗船手続きが必要です。以下に搭乗手続きおよび乗船手続きの例を記載しておきます。

www.jal.co.jp

www.ana.co.jp

初めての飛行機で不安、搭乗手続きの方法と時間まとめ | エアトリ - トラベルコラム

www.tokaikisen.co.jp

www.ogasawarakaiun.co.jp

www.aline-ferry.com

www.tomarin.com

航空機に搭乗する際に電子機器を所持している場合は、必ず電源を切るか機内モードに設定しましょう。これを怠った場合、航空法第七十三条の四第5項および同法第百五十条第五号の四、同法施行規則第百六十四条の十六第四号(何れの条文も、令和四年(2022年)11月現在)により五十万円以下の罰金に処される可能性が有りますので、注意が必要です。

8-10.充電は大事

新幹線や飲食店、ホテルで携帯電話(スマートフォン)などの充電が出来るのであれば、積極的に充電しておきましょう。特に電子チケットの場合、携帯電話(スマートフォン)の充電が無くなってしまっては大変な事態に陥ります。

万が一、携帯電話(スマートフォン)が電気切れになって起動できない場合、充電器も無いのであればコンビニや家電量販店などで充電用の機器を調達するしか有りません。

ただし、機種によっては対応する充電機器が見つかりにくい(今となっては、KDDI株式会社のCDMA 1X WIN株式会社NTTドコモFOMAソフトバンク株式会社のSOFTBANK 3Gなど、いわゆるガラパゴス携帯電話の充電器を新規に入手する事は難しいでしょう)ので、やはり忘れずに充電器を持って行きましょう。*12

8-10-1.海外では、無線機器の取り扱いに気を付けよう

日本から無線機器(例えば、スマートフォンWi-Fiを使用する端末)を海外へ持って行く場合、相手国での法規制に適合しているか事前に確認しておかないと、空港の手荷物検査でトラブルに発展する可能性が有ります。

この場で海外の法規制を全て解説するのは流石に不可能なので、基礎知識や法規制の代表的な例が掲載されているウェブサイトを紹介しておきます。

なお、海外から日本国内へ無線機器を持ち込む際も電波法による規制の対象となり、法令上の基準に適合しない無線機器を使用すると、総合通信局(昔の電波監理局、電気通信監理局)が行っている不法無線の取り締まりを受けかねませんので、気を付けましょう。

www.tele.soumu.go.jp

www2.elecom.co.jp

www.kashimob.com

8-11.食事は必ず摂る

前後してしまいますが、体力を維持する為に朝食や昼食、夕食は必ず摂りましょう。

特にライブは、意外と体力の消耗が激しいものです。可能ならば通常の食事だけではなく、開始直前に栄養補助食品(例えば森永製菓株式会社の「inゼリー」、大塚製薬株式会社の「カロリーメイトゼリー」ほか)や、一口サイズの羊羹などで栄養補給しておくと良いでしょう。

8-12.イベント会場に到着したら

イベント会場が座席指定の場合は急いで入場するほどでも無いですが、着席してから準備する時間を確保する為には、ある程度は余裕をもって入場した方が良いのではないでしょうか。オールスタンディング形式のライブや公開録音では整理番号順の入場になる事が少なくないので、整列時間を確認して遅刻しないように行動しないと後悔します。

イベントにより異なりますが、入場時に本人確認や持ち物検査を行う事が有ります。本人確認ではチケットと身分証明書の提示を求められるので、チケットだけではなく身分証明書もうっかりコインロッカーなどの中に仕舞わないよう、注意しましょう。

持ち物検査では、持ち込み禁止の物を持ち込もうとしていないか検査されます。よく問題になるのは録音・録画機器、ペンライト(ライブの場合)、ペットボトル飲料(握手会やお渡し会)で、これらのものは主催者へ預けるかその場で廃棄処分する事になると思われます。

仮に持ち物検査で見つからなくても、持ち込み禁止の物を持ち込んだ事がイベント中に発覚してしまえば強制退場させられる可能性も有るので、持ち込まないようにします。

同人イベントでは「3-1-6.そのほか」で記載したように、入場時にチケットではなくパンフレット(カタログ)の提示を求められたりしますが、パンフレット(カタログ)はバラバラに解体されている状態だと認めてもらえない場合が有るので、解体していない状態で持って行きましょう。

なお会場内に限定される訳では有りませんが、エスカレーターの歩行は危険行為なので行わない事、待機列が移動する時や注意事項の案内がある時はイヤホンを外して聞く事、いわゆる「歩きスマホ」は行わないなど、一般常識の範疇に含まれる事も守りましょう。

www.n-elekyo.or.jp

また入場後、何らかの用事で退場して再入場する事は全く認められていない場合と、制限付きで可能な場合に分かれますので、用事は全て済ませてから入場しましょう。

再入場が出来る場合は、特段の手続きもなく出入り可能な場合とスタンプを押印されたり証明書など再入場が可能なことを証明できる物を渡される場合が有ります。証明書などを渡されたら無くさないようにしましょう。

8-13.会場内に入ったら(一般的なこと)

会場内に入ったら、礼儀と節度を忘れずに楽しみましょう。「礼儀と節度」に関しては議論となる事も多く、定まった見解は有りませんが、目に余ると判断されれば主催者より退場を命じられる事が有りますので、基本的に避ける必要が有ります。

以下に挙げた行為は、一般的に周囲から集中的に批判を浴びやすい傾向です。

  • ライブや観劇などで、自分の背後に居る観客の視界を極端に妨害したり、静かに座っている状況で不必要に体を動かす
  • 出演者や他の観客の大半が、不快になったり進行を妨げるレベルで奇声を上げたり雑談したりする
  • 出演者や他の観客に危害を加える
  • 携帯電話(スマートフォン)が禁止されているイベントで、許可も無く使用する、電源を切り忘れる(着信音を出してしまう)
  • 主催者から禁止されているのに、携帯電話(スマートフォン)やカメラを使って、会場内や参加者を許可なく撮影する
  • 主催者が明確に許可していないのに、会場内へぬいぐるみや等身大のイラストパネルを持ち込んで、イベントを観賞する

上記に挙げた行為は出演者や他の観客の迷惑になりやすい事、後半の3つについては著作権の侵害、肖像権や版権の問題でイベントの映像化や音源化が不可能になってしまう事も有ります。(そもそも、盗聴や盗撮を疑われてしまいます。)

初めて参加するイベントの場合、まずは「郷に入っては郷に従え」という発想で参加した方が、無用なトラブルを発生させずに済むでしょう。

場合によっては違う界隈の文化を持ち込みたくなるかも知れませんが、周りの様子を観察して寛容なのか不寛容なのかを把握してから、判断する事をおすすめします。

上記に記載したうち、二番目に挙げた項目については過去に記載したコラムも合わせて参照して下さい。

みんなで書こうよ、ファンレター ~第五編・これに気を付けよう~
コラム:貴方のルール違反、マナー違反が相手を苦しめる

8-13-1.会場内に入ったら(座席指定制の場合)

自分が座席から離れる時は、入場時に渡されたチケットの半券を持ち歩いておかないと、迷子になるので注意しましょう。

花道に囲まれている座席の場合、囲まれた内側と外側を連絡する通路は、公演中に通過できない事も有るので、開演前の案内放送をよく確かめつつ、トイレ休憩をどうすのか作戦を考えておくと、後で後悔しません。

通路側の座席はスペース的にかなり楽ですが、通路に荷物がはみ出したり通路上から公演を見てると係員に注意されてしまうので、気を付けましょう。

8-13-2.会場内に入ったら(オールスタンディングのライブの場合)

イベントの中でも、オールスタンディング形式のライブでは他の観客とぶつかりやすいですが、自分が怪我したり事故が発生する程の状況でなければ、「お互い様」の感覚を忘れないように対応しましょう。

8-13-3.会場内に入ったら(お渡し会の場合)

お渡し会では、軽い会話のみ許可されている事が少なくありません。時には会話すら禁止の場合も有るようですが、大人しく係員の指示に従いましょう。

お渡し会で物を受け取る時は、可能な限り相手と目線を合わせて、両手で受け取る事を意識しましょう。その方が出演者は気分よく居られるかも知れません。

会話する時は「7-1.主催者発表の案内、注意事項を最終確認」で記載した通り、事前に考えておいた話題を使いつつ、目線を見ながら会話をキャッチボールさせる事を意識しましょう。その方が出演者も楽しめるのではないでしょうか。

お渡し会でポスターを渡された場合、その持ち運びには筒型の図面ケース(図面筒と呼ばれていて、画材店や文房具店で購入できます)がおすすめです。紙を入れるときは単純に丸めて入れると取り出す時に引っかかって端が曲がったりするので、ちょっと小さめに丸めてから輪ゴムなどで止めてから入れると良いでしょう。*13*14*15

なお、お渡し会のその他のマナーについては、過去に記載したコラムも合わせて参照して下さい。

みんなで書こうよ、ファンレター ~第六編・より良くする為に~
コラム:お渡し会での会話は、かけ離れたり差が有ったりしないか?

8-13-4.会場内に入ったら(握手会の場合)

握手会では軽い会話に加えて握手も出来るようです。明確に許可されている場合を除いて、ハイタッチなどをやろうとしては行けません。

手が汚れているのは言語道断です。可能であれば、イベントの直前に石鹸による手洗いを行いましょう。やむを得ない場合はウェットティッシュでも良いですが、ウェットティッシュは古い物を使うとアルコールの揮発が揮発していて雑菌が繁殖しているおそれもある事や、相手がアルコールに対するアレルギーの可能性もあるので、出来るだけ石鹸による手洗いを行いましょう。*16

なお、手洗いやうがいは手順を守ってしっかり行わないと、効果が減少してしまいます。下記に効果的な手順を記した資料を提示しておきます。

kireikirei.lion.co.j

ノロウイルスによる食中毒の現状と対策について(厚生労働省 PDF形式)
衛生的な手洗いについて(厚生労働省 PDF形式)

握手する時、何十人(もしかしたら何百人)と握手する出演者の負担を少しでも軽くするため、手は添える程度にしましょう。決して力を入れては行けません。

8-13-5.会場内に入ったら(同人イベントの場合)

入手したい頒布物がある時、人気のあるサークルが頒布しているのであれば待機列に並ぶ事も有ります。

この時、待機列の最後尾の人がいわゆる「最後尾の札」を持っているなら、最後尾の人へ一声かけて札を受け取って周りから見えるように掲げ、自分の後ろへ別の人が並んだら一声かけてその札を渡すなど、その扱い方にはルールが有ったりしますので事前に調べておきましょう。

同人イベントでは、サークルが頒布している同人誌を試し読みしたくなる事も有るかと思われますが、試し読みをする時はサークル参加者へ一声かけてから、何分もかけて立ち読みしたりせずに数ページ程度を流し読みするだけにしましょう。

試し読みする時やサークルの展示物を見るとき、頒布物の支払いをする時は、持っている荷物をうっかりサークルスペースの机に置いてしまいそうになるかもしれませんが、やらないように気を付けましょう。展示物や頒布物が傷つく可能性や防犯上の問題(荷物の整理と見せかけて頒布物を盗難する人間が居るので、疑われかねない)も有る為です。

時にはサークル参加者と会話する事も有るかと思いますが、他の一般参加者がサークルの頒布物を入手したいかも知れないし、サークル参加者に別の用事が有るかも知れないので、程々にして切り上げるようにしましょう。また会話するときは他の参加者の邪魔になりにくいよう、スペース正面の少し脇の部分に立つなど、配慮が欲しいですね。

頒布物に年齢制限がある場合、サークル参加者が捕まりかねないので入手しようとしてはいけません。年齢制限をクリアできるのであれば、身分証明書をすぐに提示できるよう、手元に用意しておきましょう。

年齢制限がある同人誌の場合、イベント会場の出入り口周辺や飲食店、交通機関での移動中に読む行為は、マナーとして控えるものです。自宅へ帰ってから読みましょう。

なお、一般参加者が自作物した物を同人イベントの会場内で複数人に配るような行為は明確に禁じられている傾向にありますので、自作物を配る(≒頒布)ならサークル参加しましょう。

8-14.イベントが終了したら

イベント終了後、アンケートが有る場合は感想や要望を書いて出すと次回も開催される確率がほんのちょっとだけ上がります。抽選で粗品が貰える場合も有りますので、書いた方が幸せになれるかも知れません。

*1:どうでも良い話だが、花王株式会社はかつて昭和六十一年(1986年)から平成十年(1998年)までフロッピーディスクを生産していた。意外に思われるかも知れないが、洗剤などの界面活性制御技術を応用して生産を決意したらしい。

*2:犯罪防止のため詳細な方法は書かないが、自動券売機の釣り銭返却口を詰まらせて、利用客が駅係員を呼ぶ為にその場を離れた隙に、釣り銭を窃取する犯罪者が居るので、決してその場を離れてはならない。

*3:稀に、運賃投入と乗車券の選択のどちらが先でも購入できる自動券売機も有る。

*4:記載内容や大きさで判別出来たりもするが、解説すると無駄に混乱するだけなので割愛する事をご容赦頂きたい。

*5:令和四年(2022年)現在だと、例えば長崎の島原鉄道

*6:補充券や常備券のようなものまで突っ込みだしたらキリが無いので、割愛する事をご容赦頂きたい。

*7:かつては施設保有、運行共に北近畿タンゴ鉄道、現在は施設保有北近畿タンゴ鉄道、運行が京都丹後鉄道

*8:今さら寝台券の話を持ち出しても混乱するだけなので、敢えて省略している事を察してほしい。

*9:乗車券を自動改札機へ投入する際、昔は重ねた乗車券が連続して一枚ずつ吸い込まれる方式だったのでコツが必要だったが、今は自動改札機が進化したので、何も考えずにそのまま突っ込んで大丈夫である。

*10:どうでも良い話だが、平成三年(1991年)の相模線電化時に投入された205系500番台電車には当初、日本電気株式会社が製造していたPC-9800シリーズの産業向けであるFC-9800シリーズを使ったモニタ装置が搭載されていたという。

*11:事実関係は一切不明だが、小田原駅構内のうちJR東日本小田急電鉄株式会社の部分が現在の橋上駅ではなく地下通路だった頃、小田急電鉄株式会社では特急券発売用に日本電気株式会社が製造していたPC-9800シリーズのストアコンピュータであるSC-9821を使用していた、という都市伝説を聞いた事が有る。詳細をご存知の方が居たらお教え頂きたい。

*12:充電器が急に必要になったがコンビニなどで手に入らない場合、当アカウントの中の人のようにハードオフをよく利用する人は、イベント会場から近いハードオフで青箱を漁って、どうにか充電器を探し出すしかない。

*13:TVドラマや映画ではよく、設計者と施工者の区別なく何故か筒型の図面ケースを肩から下げていたりするが、建築学科の学生ならいざしらず、実務では図面ケースや二次元CADどころか、BIMによる3Dモデルで設計を行う時代になりつつある。

*14:CADから出力した原図や青焼き、それを持ち運ぶ為の筒型の図面ケースは全て、20~15年くらい前までの話である。手書きの原図となれば30年近くも昔の話である。

*15:いくらBIMの時代になりつつあるとは言え、納まり詳細のスケッチを手書きで書けないようでは如何なものか。

*16:当アカウントの中の人の場合、小さい頃から風邪をひいた時に喉が痛くなる事が苦手だった事や、フロッピーディスクのカビ対策で手洗い・うがいを日頃から徹底的に行っている。