SNSでの応援・宣伝方法 ~第四編・同人活動宣伝編~

この記事は、当アカウントの中の人がSNS上で非公式情報botを運営していた頃に、個人的に定めていた基準と、同人活動で得た知見をいくらか汎用的な内容に再編して、公開したものです。SNSをもっと活用しませんか?

1.概要

1-1.記事の構成について

全ての事項を一度に書こうとすると大変な文章量になってしまって、読み辛くなってしまう事がわかりきっているので、以下の通り、合計で四編に分けて公開します。

第一編・概要
第二編・共通事項編
第三編・応援、非公式情報bot編
第四編・同人活動宣伝編←現在開いているのは、この記事です。

1-2.はじめに

今回の記事は、第三編ではSNS上でお気に入りの演者や店舗を応援したい時、さらに言えば演者の非公式情報botを運営したい時に押さえておいた方が良い事項、第四編では同人活動の宣伝で使えそうな事項、第二編では両方に共通する事項を記載します。

記事内では、Twitter*1を前提として記載していますが、他のSNSFacebookInstagramなど)でも、ある程度は有効だと考えられます。

4.同人活動の宣伝

ここからは、同人活動の宣伝に関わる事項を記載します。

なお同人活動でいわゆる二次創作を行っている場合、権利保持者(一次制作者)側で使用しているハッシュタグは、規約などで使用可能と明言されていない限り、使用できないと考えましょう。明言されていないにも関わらず安易に使用してしまうと、第三者から見て「公式と非公式の見分けが付かない」という形で、営業を妨害してしまいます。

4-1.新作を宣伝したい時

4-1-1.宣伝の時期

新作に関する宣伝・告知の投稿は、公開日まで日数が多すぎると新作を忘れ去られ、直前すぎるとうまく拡散しなかったり、気が付かない人が出やすくなるジレンマが有ります。

具体的根拠を問われると困りますが、

  • 公開の一か月から一週間程度前に、SNS上で新作を発表
  • 宣伝文の投稿は、一週間前から開始
  • 一週間程度前から四日前までは、一日あたり一回、宣伝文を投稿
  • 三日前から当日朝までは、一日あたり二回から三回、宣伝文を投稿

というのが、一つの目安になるのではないでしょうか。この時、多くの人の眼に触れる可能性を上げる為に、投稿する時間帯はランダムにするとより望ましいと考えられます。

SNS上で新作に関する宣伝の投稿は、文章の先頭に【新作】や【宣伝】などの符号を入れると、宣伝を初めて見る人は判断しやすくなります。過去の作品が有る場合は、新作と共に過去作を宣伝するのも一つの方法です。

4-1-2.宣伝の内容

作品、特に新作に関する宣伝の投稿は、

  • タイトル
  • 設計意図の伝達(どういう物なのか、目的や使い方、対応機種)
  • 大きさ、ページ数
  • 価格(手数料や消費税がかかる場合は、それの有無)

上記の事項は押さえつつ、「2-1.文章は簡潔明瞭に」の通り、必要な情報を最小限の労力で受け取ってもらえる体裁で宣伝しましょう。

文章のみだと投稿を見逃されてしまう可能性が高いので、パッケージや表紙、お品書きを記載した画像と共に投稿すると良いのではないでしょうか。探す側の人間が手間をかけずにアクセスできる(=途中で諦めない)様、特定の投稿を固定できる機能(例えば、Twitterの固定ツイート機能)を活用すると、なお良いと考えられます。

余談ですが、取扱説明や実際の使い方も簡潔明瞭に説明した方が良いですが、そもそも説明は読まれない・使い方を理解しないまま使い始める人が多い、という事を前提に対策を考えましょう。

4-1-3.画像を投稿する時に気を付けたい事

SNSの投稿で画像を添付する場合、

  • SNS使用者の多くがスマートフォンで閲覧している
  • スマートフォンSNSにアクセスすると、画像はサムネイルの様に表示されるなどして、一度、画像をタップしないと全体が見れない
  • そのような状況では、わざわざ画像を全体表示させて中身を見る人は思いのほか少ない

などの特徴を理解して、スマートフォンではタップする事なく、PCではクリックする事なく、内容を全て見れる様な解像度やアスペクト比、文字大きさの画像を投稿しましょう。

Twitterの場合、アスペクト比は16:9、文字大きさは80級以上とするのが良いという説が有りますが、Twitterに限らずSNSでの画面上表示の仕様はいつ、どの様に変わるか分からないので、その都度、自分のスマホを使って表示試験をした方が良いと思われます。

また、画像を事前に準備する時は枚数が多い方が良いですが、一度に投稿する枚数は出来るだけ抑えましょう。一度に大量の画像を投稿しても、伝えたい事項がぼやけてしまいがちです。

なお、この事に関する参考文献を上げておきます。

togetter.com

4-1-4.プレスリリースを出す場合

プレスリリースを出す場合、あるWebメディアによると「新作発表・発売日発表・発売の3要素が記事化しやすいトピック」なのだそうです。

automaton-media.com

3要素を考慮すると、事前にプレスリリースの下書きを作成しておき、適切な時期が来たら各社の担当者へ連絡すると良いのではないでしょうか。

どのくらいの時期に各社の担当者と連絡を取ればよいのか、については、それぞれの企業ごとに事情が異なると思われますので推測するしか有りませんが、例えば「各メディアで新作に関わる記事が、発売からどのくらい前に公開されているか」を調査して一覧表などへ整理してみると、プレスリリースの送信予定を逆算する手掛かりになるかも知れませんね。

紹介した記事の中で視認性の問題が指摘されていますが、記号や文字、色や形状の視認性に関わるポイントは、本局で公開している「サイン計画の謎」を参照して下さい。

この事に関する参考文献を挙げておきます。

www.atpress.ne.jp

www.value-press.com

sqool.net

indiegamesjp.dev

4-2.特設のblog等を準備する

宣伝の予定や内容の組み立て方を掴めたら、新作の発表や公開の直前に慌てずに済むよう、お品書きを掲載する為の特設のblog等を早いうちから準備*2しておくと良いでしょう。この時、過去の作品に関する記事が有る場合は、それも整理して下書きを準備しておきます。

特設のblog等を作る場合は「4-1-2.宣伝の内容」の通り、目次からアクセスしやすいようにしましょう。

4-3.作成期間

新作として発表予定の作品(同人誌や同人ハードウェアなど)の作成を始めたら、定期的に進捗状況をSNSへ投稿しましょう。

この段階では、必要以上に時間を割いたり無理して長文を投稿する必要はなく、文章を書かずにスクリーンショットの一部を切り取った画像を貼り付けたり、「全体作業の何割ぐらい」程度の言葉を添えるくらいでもOKです。

三者から見て作成状況が分からないと、本当に進んでいるのか分からず、作品の入手を考えていた人が忘れてしまったり、予算に組み込む事を諦めてしまうかも知れません。ですから、少しずつ進んでいる事だけは公表しておきましょう。

そして、状況によってはこのタイミングで体験版を公開し、体験版での意見をフィードバックすると良いでしょう。

4-4.原稿や基板設計の終了時

新作が紙ベースの同人誌、ハードウェアの様に物理的な物の場合、印刷発注や基板製造の委託に関する手続きが完了したら、その旨を投稿します。自宅で量産する場合は、ある程度の量産が完了してから投稿しても良いでしょう。

4-5.新作公開の一週間前

この時期になったら、事前に準備した特設のblog等にもお品書きを掲載すると共に、過去の作品についても参照しやすいように画像や別記事へのリンクなどを掲載し、SNSでの宣伝投稿時に特設のblog等へアクセスしやすい様、案内すると良いでしょう。

ただし使っているSNSによっては、URLを直接投稿すると投稿した内容が拡散しにくくなる(正確な理由は不明ですが、おそらくSNS運営側の囲い込み戦略の影響と思われます)と言われている事も有るので、例えばプロフィール欄にURLを掲載して、宣伝投稿ではプロフィール欄からアクセスできる旨を書いておく方法も、投稿に対する反応を見ながら比較・検討しましょう。

なお、プレスリリースを送信している場合はメディア側で記事を公開する時間との整合性に注意します。特に発表や公開の日時を打ち合わせて段取りを決めている場合、自分で管理している特設のblog等は予約投稿の機能なども活用して、投稿日時を間違えない様にしましょう。

4-6.新作公開の三日前から当日

一週間前から投稿している宣伝は、頻度を少し上げて一日に二~三回程度とします。時間帯は今まで同様ランダムにした方が、多くの人の眼に触れる可能性を上げる事が出来るのではないでしょうか。

4-7.イベントに申し込んだ時

何かの同人イベントへサークル参加する為に申し込んだら、その旨をSNSへ投稿しましょう。抽選の場合は、申し込んだ時点での報告と、当選または落選の通知が有った時の報告を投稿します。

サークル参加出来る事が確定した後の宣伝では、宣伝文またはSNSアカウント名の後ろに、サークル名やイベント名、スペース配置番号(スペース配置番号は確定してからでOK)なども記載しましょう。

どの項目を記載するのかは、一般参加者がどのようにしてサークルを探すのかを考えて、以下も参考に決定してください。

numakura-works.hatenadiary.jp

この後は、「4-1.新作を宣伝したい時」を参考に、計画を立てて行きます。

4-8.サークルカット

イベント主催者が用意するであろう公式ウェブサイトやパンフレット(カタログ)に関し、サークルカットやサークルに関する紹介文、宣伝の文章作成は怠らずに行いましょう。

この段階でサークルカットや宣伝の文章を作成しておけば、イベント直前になって行うSNSや特設のblog等への宣伝の投稿で流用する事も可能です。(要は、コピペできる)

特設のblog等を公開する場合は、サークルカットの作成と同時並行で「4-2.特設のblog等を準備する」に沿った作業も行いましょう。

4-9.イベントの二週間以上前

この時期は「4-3.作成期間」から「4-6.新作発表の三日前から当日」までを参考に、進捗状況をSNSへ投稿しましょう。

余談ですが、イベント主催者のイベントに関する投稿はタイミングを見計らって、リツイートしておくと、より雰囲気が出て良い効果が有る・・・かも知れません。

4-10.イベントの当日

当日、スペース設営が終了したらそれを投稿しましょう。そうする事で、一般参加者はサークル参加者が確実に居て、新作を手に出来る可能性が有る事を知る事が出来ますし、新作の事をウッカリ忘れていた人が思い出すかも知れません。

イベント毎に異なるので一概には言えませんが、スペース内にポスターを掲示する事が可能な場合、SNSなどの告知でも使用した画像を使ってポスターを作って掲示しておくと、一般参加者には目印となり、スペースに寄ってくれる可能性が上がります。

4-11.イベントの後日

イベント終了後に委託する予定が有る場合は、その事を忘れずに投稿しましょう。委託販売が開始になったら、宣伝と共に委託先企業のウェブサイトURLの掲載をお忘れなく。

*1:Twitterは公式見解だとSNSでは無いものの一般的にはSNSと認識される事が少なくないので、このblog上ではSNSとして扱う。

*2:とにかく「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」だ。